第二の塾創設のきっかけ

どうもこんにちは,第二の塾,塾長です。
今回初投稿なので自己紹介を兼ねて第二の塾創設のきっかけをつらつら語ります。

塾長自己紹介

千葉県生まれ・神奈川県在住の28歳。一児の父。
高校時代,部活に集中しすぎて大学受験を失敗し,1年浪人。一人暮らしにて受験勉強を行い,横浜国立大学理工学部に進学。
『大学受験の苦労を知っているからこそ,他の高校生には後悔してほしくない』という思いから教育業界に参入。大手予備校講師,家庭教師として様々な生徒を教えてきた。その後,他業界の一部上場企業へ勤務しITスキル・コミュニケーションスキルを磨きつつ,自分を慕ってくれる生徒たちに無料でオンライン自習室を開放していた。その後一部上場企業を退職し,第二の塾コニュニティを創設。現在に至る。

塾長

浪人で一人暮らしって割ときついことをしていたなぁと今になって思います。

きっかけ1、塾の費用

塾長が大手予備校で勤務していた時,ふと思ったんです...。

若き日の塾長

料金プランわかりづらっっっ!!!
年間にかかる費用(コース・科目・春夏冬期講習・管理費とか)の合計金額,どこにも説明ないじゃん!!!例でいいから出しとけばいいのに!!

合計金額が出せない理由は明確で,授業単体だと安いけどその他が高いんです。
当時いろいろと調べていた結果を載せます。

塾の種類別比較(高校生・既卒生用)

費用や塾でできることの一覧は下記の通りです。

塾の種類と料金

高校生が通う塾の料金(目安)

・大手予備校(集団授業)
年間70~120万。私立のように科目が少ないと安く,国公立だと科目が多く高い。自習室やチューター(進路指導をしてくれる人のこと)が充実。利用者が多く,同じ目標の生徒と切磋琢磨できる。

・個別指導塾
年間80~120万。1日1コマ週3回授業だと100万前後,1日2コマ取って週3回とかだと120万。自分がわからない問題を聞けるから定期テストや受験対策など,幅広く対応できるのが魅力。

【共通事項:チューター利用料,春期・夏期・冬期講習が高く,日々の授業料を安く設定している。でもそれらは,ほぼ強制で取らされるから年間の塾費が高くなる。最低限の利用に徹して年間40~50万に抑えてる猛者もごく少数いらっしゃった。とても賢い。

塾長

他の塾を擁護するわけじゃないけど,運営するためのハコ(建物)代だったり,塾会社の役員・社員,広告費用にお金を吸い取られているから当然高くなるよね…。

安く見せるために日々の授業料を安くして他のところでぼったくるの納得がいかず,それが独立のきっかけとなりました。

また,余談ですが,塾業界では原価率を
(原価率)=(講師の人件費)÷(月謝総合計)
と定義し,20~30%に抑えています。(第二の塾は原価率80%です。)

これまた余談ですが,どっかの大手学習塾とかCM流しまくってるけど,CMを1回流すだけでも50~100万かかるんです。それを毎日数回流したら何千万,何億かかることやら…。そのお金は元々保護者さまのお金なんです。

きっかけその2、授業内容

生徒

さすがに大手予備校でやることに従っておけば大丈夫でしょ!

さすがに口にはしないものの,多くの生徒がこう思っています。でも大学受験ってすごく複雑で難しいものなんです。

生徒に合った講習をしていない

ある生徒は高3夏まで部活があってその後本腰いれて勉強をするとします。そうなった場合,事前にセンター(共通テスト)の基礎くらいは確立しておきたいですよね。
でも焦って難しい参考書(数学でいうと1対1対応,標準問題精講)や,量が多い参考書(青チャート)などに手をだしていて,全然基礎ができてない状態の人ってとっっっても多いんです。本当に多いです。
それなのにチューターはその事実を無視してその生徒の第一志望校レベルの講習を受講させます(そういう指示をしないと上からドヤされるから)。そうするとどうなるのか…。
センター(共通テスト)がボロボロの点数になります…。下手したら想定では8割取る予定だったのに6割しか取れてないとかもあります。

何が言いたいのかというと,大手予備校では生徒の実態に即した講習を取ることは基本的に難しいんです。第一志望校に合わせて講習を組むしかないんです。

テスト対策ができない

こういう生徒も多くいました。

生徒

テスト前なのに講習受けてる場合じゃないって~

生徒

テスト前だから個別指導増やしたいな…

高校生が通う塾って基本的に定期テスト対策向きじゃないんです。個別指導も週1~2回って決まっててテスト対策前だから増やしたりできないですし,科目の増加ももちろんできません。
集団授業ならもってのほか,テスト対策になるはずもないです。

まとめ

以上が第二の塾創設のきっかけです。要は塾講師や家庭教師として真面目に取り組んでいるうちに,この業界の足りない部分を自分の手で変えたいと思うようになったのです。
まだまだ若手の私だからこそ,第二の塾コニュニティの生徒と同じように努力をして,よりよい運営を目指していきます!

塾長

生徒や保護者さまのモヤモヤを解消してあげたい,そういった思いが第二の塾創設のきっかけです。