オンライン自習室って？評判や効果，使い方の説明(ピア効果とは？)

オンライン自習室の特徴

オンライン自習室は，大きく分けて２種類に分類されます。

１と２，それぞれ大きな違いがあるのです。１は大人数が集まりやすく，いろんな方がいるので自分という存在が紛れる感覚となります。一方，２は同じ目的を持った仲間とモチベーション維持しながら学習できます。

こんな経験はありませんか？

塾の自習室，学校の自習室よりカフェの方が集中できる。

これは，心理学の集団心理による，【集団の質】が関係してきます。

人間は，集団の質，すなわち同一性が高いと拘束や閉塞感を感じやすい傾向にあるようです。例えば，会社やアルバイトなど，年齢や性別，目的が近しいコミュニティは集団の質が高く，同じ目的に向かって切磋琢磨できる反面，意見衝突が起きやすいことが知られています。

この逆のことがカフェで起きているのです。ゆる～く勉強できて，自分を縛るものがないからこそ集中できる，とても納得です。

一方，集団の質が下がりすぎるとそれは「集団」ではなく「群衆」となります。要するに個人として意識が希薄すぎて善悪の区別がつかなくなった集団のことです。

教育業界で注目されている【ピア効果】とは？

初めて聞く方も多いと思うので解説します！

ことわざでいうところの【一味同心】【類は友を呼ぶ】ということですね。
「正のピア効果」は文字通りのいい意味で，質の高い集団に属することで自分のモチベーションが上がる効果のことです。

これが「正のピア効果」です。
しかし，今回注目したいのが「負のピア効果」です。

負のピア効果に要注意！

突然ですが，こんな経験ないですか？

こういった状況，よくあるんです。塾長が大手予備校講師として働いていた際もよくみられました。
質の高い集団に属しているのに成績があがらない，そういった保護者さまの悩みの根源は「負のピア効果」からきているのもなのです。

基本的にこの２つが主な解決策です。１は単純明快ですが，そもそも１をできる人であれば相当な努力家で，自分で勉強できる力があるのでそれこそ第二の塾のようなオンライン自習室を利用し，わからない問題を講師に聞くスタイルで解決できます。

大多数の人は２で解決するのではないのでしょうか。塾による勉強のテコ入れは心理学的な考えでは新たな集団に所属したことによる勉強意欲の増加という側面が大きな意味を成しているのだと私は考えています。

第二の塾コミュニティではこういった方々を応援しており，みんなで自習して成績をあげようとする集団です。他の塾と比べて限りなく安いのは「学習指導」という最小限の機能で運営しているからです。要はテナント代ゼロ(建物は持っていません)，社員や重役の支払いゼロ(塾長がサーバーや学習システムを一括管理)で運営しています。